1967年製のハーフサイズカメラ。オート露出をはじめ、いろいろ調子の悪い状態で発見。
小さい割にゴツいレトロな感じでカッコいい!と300円で入手。
彼?の身に一体何が
修理内容ざっくり
- レンズフレームの切り口をグラインダーで成型。
- 電池ボックスを無くして、LR44電池を直結。
- 本体は全分解、掃除と注油。
- Cds前にあるASA設定用絞り?機構の修理。
- 折れちゃってた振り子式露出機の針を復旧。
- ぼろぼろの電気コードを撤去して配線し直し。
- セルフタイマーのバネが弱っていて使えないので、セルフタイマー機構の撤去(外見のレバーだけ残し)。
プラスチックパーツはほとんどないので、うっかり壊しちゃうことも少ないのでありがたい….。
縦長のハーフサイズ
- ハーフサイズは通常の35mmフィルムを半分ずつ使って撮影するので、24枚撮りフィルムなら48~50枚ぐらい撮影可能。
- レンズがf1.7と明るいので、「AUTO」にしておけばだいたい撮影可能。
- 距離を間違えるとピントの合ってない写真に。でもそれも味わい深い。
- よく映るので、撮ってて楽しい!
フィルムの底力?
- うっかり「AUTO」以外だと露出オーバーになっちゃうことも。
- 左がGT-F740でフィルムスキャンをした直後。
- 右がPhotoshopのレベル補正をしたところ。こんなに色が残ってるんですな!
「失敗写真」だったものが、補正で復活、雰囲気のあるイメージ写真になることもしばしば。
センサーが映し出す絵とは違う、薬品ぽさというか、レトロ感がなかなか。
失敗したくない時は、まずデジカメでおさえておいて、その後フィルムカメラで撮ってみる、とか。
現像してみないとどう撮れたか分からないのと、スキャンしてみないとどうなるか分からない、というあたりのアナログ感が非常に楽しいです。コストがかかるけど…。
ハーフサイズはEpson Scanでは認識せず
- Canoscanではハーフサイズのコマを認識して分割表示してくれましたが、残念ながらEpson Scanではハーフサイズは2コマで1つとしてスキャンされちゃうみたい。
- 2コ1でスキャンしておいて、後でPhotoshopで画像調整しながら分割。
Olympus Viewer3で管理
- スキャンの時に保存形式JPEG(圧縮レベル1・エンコーディング標準)にしておけば、Olympus Viewer3で読み込み・編集可能に。
- Flickrへのアップロード機能があるので、せっかくなのでアップロードしてみよう。
Flickrを使ってみよう
参考にさせていただいたサイトさん