大きく印画して飾ったり、アルバムにまとめたり、パソコンに取り込んでflikrやInstagramで公開するとか、やっぱり撮影後の楽しみ方も大事ですよね。
まして、35mmフィルムでの撮影となると、コストもかかる事でもあり、それなりに納得のできるアウトプット方法があるのとないのとでは、継続していくモチベーションが随分違うのではという気がします。
それっぽい前フリが終わりまして、今回は(ようやく)現行機種のテスト記事。
GT-F740のフィルムスキャン性能については、ネット情報でも何だか評判のよい印象でしたが….
EPSON Scanのバージョンは3.924JAに
GT-8200をWindows8.1で動かすために流用していたGT-9300ドライバーは、Epson Scanのバージョンが3.04Jでした。
GT-F740付属のEpson Scanは、バージョン3.924JA。
どこが変わったのか、すぐには分からないぐらい同じなので、Epson Scanユーザーには分かりやすいですね。
↑好みで、「環境設定」の自動露出レベルを少し下げています。
特に設定せずにスキャンしてみます
- 48bit・2400dpi
- スキャン・トリミング後のファイルサイズ:3384x2264pixel 6.44MB
- プレビュー15秒・スキャン所要時間:2分03秒
- ↑横906ピクセルに縮小したものが上の画像です
- スキャン後の等倍表示(部分)
- Epson Scan起動後に特に設定を変えていないので、【自動露出】ON【退色復元】OFF【粒状感低減】OFF【逆光補正】OFF 【アンシャープマスク】中【ホコリ除去】OFF
- あ、これでいいや。全然OK。
せっかくなのでちょっと設定変更
- スキャン・トリミング後のファイルサイズ:3384x2264pixel 7.05MB
- プレビュー15秒・スキャン所要時間:2分07秒
- 【自動露出】ON【アンシャープマスク】強【粒状低減】弱【ホコリ除去】中
- あ、これでもいいや。
ホコリ除去を強にしてみる
- スキャン・トリミング後のファイルサイズ:3384x2264pixel 7.05MB
- プレビュー15秒・スキャン所要時間:1分45秒
4800dpiにしてみる
- 48bit・4800dpi
- スキャン・トリミング後のファイルサイズ:6768x4528pixel 19.7MB
- プレビュー15秒・スキャン所要時間:5分07秒 長く感じる….
- ↑横906ピクセルに縮小したもの。ほんの少~し、キメが細かくなった感じ?
- 【自動露出】ON【アンシャープマスク】強【粒状低減】弱【ホコリ除去】中
- スキャンそのものは2分ぐらい(2400dpiの時は1分ぐらい)で、後は設定した画像処理にかかる時間のようなので、ド速いパソコンでやれば短縮できそう….
違うコマもスキャンしてみましょう
- 48bit・2400dpi
- 【自動露出】ON【アンシャープマスク】強【粒状低減】弱【ホコリ除去】中
- ピントが今ひとつなのはスキャンのせいじゃなくて腕。
- たしか、PENのNに合わせたつもりだったような気がする….
満足感は何だか高いです
- 左:Canoscan5200F 中央:Epson GT-8200 + 透過原稿ユニット 右:GT-F740
- どれも48bit・2400dpiの設定でスキャン
- 中央と右は色調整していませんが、解像度は右がやっぱり高いような…
Canoscan5200FもEpson GT-8200も2003・2004年頃のスキャナですが、さすがに10数年の蓄積は伊達じゃないのかも。
写真によっては、GT-8200とあまり変わらないような仕上がりですが、何しろ速度が倍。
スキャナーのフタが横開きだと、いまいち使いにくい、とか、フィルムホルダーが何だか壊れやすそう、とか、ハーフサイズはコマ認識出来ない(Canoscanは認識した)、など、ちょいちょい惜しい点はあるものの、画像がこのぐらいの品質になってくれるなら、私レベルでは充分!
デジタルカメラでのRAW現像のような感じで、フィルム撮影後のスキャンも、楽しくできそうな気がします。
めでたしめでたし。