SASATAKO.COM


Ubuntu Studio

ZynAddSubFX

 

知人からちょっと古いPanasonicのLet’s Note(CoreTM2 Duo1.2GHz)リカバリーディスク無 を貰ったので、メモリを3GBにしてSSDに換装して、前から試してみたかったubuntu studio 14.10をインストール。

 

思えばSlackwareから始めて、Plamo RedHat Debian Vine Ubuntuときて、今回はUbuntu Studio。毎回「本格的に使うにはあと一歩」という感じで、やっぱりまた今回も同様。楽しいんだけどトラブル連発。解決するには、ちゃんと動いてインターネットに接続できるWindowsかMacが1台必要。Google様にお伺いを立てて、何とか見つけた解決方法は、このバージョンのubuntuではダメです~。という点も同じ。WordPressもそうだけど、ブラウザのブックマークがTipsばっかりになっちゃうのも仕方ないな。

 

ちなみに画面は最強のフリーシンセサイザーZynAddSubFXを動かしているところ。凄すぎてどこをどういじればいいのかまるで分からない…。

せっかくなのでこれまでの履歴とかトラブル対応方法を記録。

 

Ubuntu Studio 14.10 こんな感じ

  • 当初はBehringer UCA202という外付けUSBオーディオインターフェースを付けて使用。音質的にはLet’s Note内臓と大差ないみたいなので、現在は内臓オーディオ(Intel HDA)+Jackサウンドサーバという仕様に変更。
    Jackの設定はリアルタイムON / フレーム/ピリオド 512 サンプルレート48000Hz ピリオド/バッファー 2 ドライバーはalsa でレイテンシーは 21.3msというところ。44100Hzにすると23.2ms。
  • パッケージ「madfuload」をインストールすればM-Audio Ozoneが使用可能。こちらだとJackも8msぐらいまで詰められるみたい。さすがに音楽用の外付けオーディオだとUbuntu Studioも本気っぽいけど、お持ち運びが大変なのでやめにしておくことに。
  • ところが!サンプルレート48000Hzだと重大な問題が…..↓詳しくは後ほど!
  • フォントが勝手に1200コぐらいインストールされる…訂正。フォントを随分たくさんインストールしてくれるので、FontManagerでDejavu Droid Free●● Takaho日本語 梅日本語 以外を全部Off。使いたいフォントは.fontフォルダに手持ちのTrueType OpenTypeフォントをコピー。
  • InkscapeとAudacityは最新バージョンでないので、それぞれのサイトで最新バージョンに更新。
  • Ubuntu Studio最大のウリ?Ardour3が、3回のうち2回はクラッシュするので、泣く泣く使用中止。更によくない事に、作ったファイル(セッション)がちょいちょい開けなくなる。頑張って作った3つはどれもクラッシュして開けなくなっちゃった。まじか。すごく使いやすいのに~惜しい~
  • CalfをはじめとするLV2オーディオプラグインは、そのうちの幾つかでホストもろともクラッシュするので使用停止。どれが大丈夫でどれがダメ、など探して使う必要がありそう…。バージョン0.1行ってないのもあるので、仕方ないけど

 

関連リンクなど

 

FestigeでVSTi

Festige(festige-1.0.2-x86.tar.gzで検索するときっと出てくる…)をインストールすればUbuntu Studio上でもVSTiがさくさく動く!ただしdsst-vstモードでないと、すっこんすっこん落ちる。

 

44100Hzでないと、何となく面倒な事に。

  • 超有名なピアノシンセmda piano のLV2版(mda-lv2)が標準でインストールされており、ひゃっほうなはずが、ubuntu 14.10に入っているものはサンプルレート44100Hzでないと半音ほどシャープしちゃう。修正するにはmda-lv2のサイトからソースをダウンロードしてきてコンパイル&インストールする必要があるが、そのためにはシステムのLV2のライブラリのバージョンを上げないといけない。
  • LMMS内のVestigeや単独アプリケーションのFestigeを使えばVSTプラグインが使えるが、Jackサウンドサーバーを44100Hz以外で使っている場合は、どういう訳だかSynthEdit製のVSTiは音程が狂っちゃう。VSTiによってズレる量はさまざまみたいで、ウチのSAS102の場合は-70セントほど調整。さすがSynth1は大丈夫みたい。どうやら「SynthEdit製」は問題が発生するみたいだけど….どうなんだか。ALSAやSDLモードの場合は問題がないみたいだけど、レイテンシーがちょっと大きい….。もっとも、LMMSでは標準ですごいシンセがたくさん付いてるので必要ないけど。

 

Jackサウンドサーバーを介すればいろんなアプリケーションが自由に連携出来るし、パソコンを楽器として使うにはこんなにいいものはない!と思うのだけど(音質もすごく良いような気がする)、何しろトラブルが^^;;;;;;英語が^^;;;;;;;;;;;;

 

p.s.
ubuntu studioよりもっと突っ込んだマルチメディア系ディストリビューションに、AV-Linuxというのがあるんだそうな。