SFM4は、SynthEditで作ったオリジナルFMシンセサイザーVSTiです。
Freewareです。
Windows 32bit VST2版・Windows 64bit VST2版
2018/3/17:32bit vst2版・64bit vst2版をSynthEdit ver.1.3でExportし直しました。
仕様など
- 4 Operator FM Synthesis アルゴリズム数は21ぐらい?
- オペレータのRatio/Courseは初代DX7の近似値(だいたい)採用
- Feedbackの代わりに?Mod Depthつまみ設置 など、各種アバウトな設計
- Chorusエフェクト、LFO内蔵
ボイスサンプル
※クリックするとmp3サンプルにジャンプします。怨霊にご注意ください。あ音量にご注意下さい。
Download
解凍後、任意のフォルダに入れてお使い下さい。
使い方
Operator (Carrier & Modulator)
4基あるオペレータを、CarrierまたはModulatorとして組み合わせて使用します。音源として使う(Carrier)か、変調に使う(Modulator)かの違いはありますが、基本的には同じ操作です。
- Func.
オペレータの機能を指定します。4基それぞれで選択肢が異なります。
- Operator 1:Carriorのみ。「Off」は他のキャリア設定用に、一時的にオフにするためのものです。
- Operator 2:Carriorとして使うか、OP1のModulatorとして使うかを選びます。
- Operator 3:Carriorか、OP1のModulator か、OP2のModulatorかを選びます。
Modulatorにする時は、OP1またはOP2に単独でかけるか、両方にかけるかを選びます。
- Operator 4:Carriorか、OP1/OP2/OP3のModulator かを選びます。
Modulatorにする時は、OP1またはOP2・OP3に単独でかけるか、2つのキャリアにかけるか、あるいは3つにかけるかを選ぶことができます。
複数のキャリアにモジュレーションをかける場合は、それぞれのキャリアのMod Depthでかかり具合を調整します。
- Course
オシレータのピッチを指定します。Ratio 0.5~15 またはFixed 100Hz~1Hzを選択します。
Fixed 1Hz 10Hzはキャリア単体ではほとんど聞こえません。OP2などでモジュレーションをかけると音になります。Stringsなどのシャリシャリした音成分によさそうです。
- Fine
Courseの音程に、0~1の小数点以下を追加します。微調整用です。
あるいは、任意の数値(プラスマイナス幾つでも!)を入力して合成することも出来ます。
- Detune
+7~-7の数値を設定します。デチューンするとコーラスっぽくなる場合もあります。
- A D S R
A時間後に最大、その後D時間後にSレベルに変化。鍵盤を離した後、0になるまでの時間がR。
Sの数値はOutput Levelにも影響します。
- Output
オペレータのOutput Level。Carrierの場合は音量、Modulatorの場合はモジュレーション量です。
- Mod Depth
Output Levelはモジュレーションをかける側からの調整ですが、いろいろあって?それだけでは思い通りにならないようなので、モジュレーションを受ける側の「Mod Depth」つまみと併用して強弱を調整します。OP4はモジュレーションを受けないので、OP4にはこのつまみはありません。
DX7などのFM音源では、オペレータが自分にモジュレーションをかけられる「Feedback」という機能がありますが、その代用としても使います。
つまみの数値は「0~100」ですが、テキストボックスに直接「1000」など入れても大丈夫そうです。SEを作るときなどは目いっぱい入れてみるといいかもしれません。
アルゴリズムについて
各オペレータの機能を選択して組み合わせることで、下記の21通りのアルゴリズムが使用可能です。考えているうちによくわからなくなってきたので、たぶんですが。
YS100は8種類だけですし、そんなに必要なさそうな気も….
黒い点線で囲ってあるものは、OPが違うだけで中身は同じなので、「1種類」とみなしてよさそうなもの。
LFO
- LFO
LFOを掛ける先の指定。
VCA(音量)・OP1 FM OP2 FM OP3 FM(モジュレーションの強さ)OP4 Level(Output Level)・None(なし)から選択します。
OP4はモジュレーションを受けないので、FMレベルのパラメータがありません。で、代わりにアウトプット・レベルをLFOでぐねんぐねんすることに。
- LFO Wave
LFOの波形を選びます。
- LFO Rate LFO Depth
LFOの周期 強さ。
- LFO Delay
鍵盤を押してからLFOがかかり始めるまでの時間。
CHORUS
- Chorus
ChorusのON・OFF。コーラスエフェクトを設定できます。各オペレータのDetuneを使わずに、こちらで全体にコーラスをかけた方がよい場合も多いみたいです。
- Rate
Chorusの強さを設定します。つまみ右一杯が最大、左一杯が最少ですが、テキストボックスに任意の数値を入れることも可能です。
KEYBOARD
- MIDI Ch. 使用するMIDIチャンネルの指定。
- Bend Benderの量の指定。
- Mono モノフォニック・モードのON・OFF。
- Retrigger
(Mono ONの時のみ)鍵盤を離したときに、EGやLFOを掛けなおすかどうか。
ONの場合は鍵盤を押すたびにEGやLFOがかかり直すはず….
- Priority
(Mono ONの時のみ)次の鍵盤を押した時の切り替え方法の設定。
- P.Rate ポルタメントのかかりかた。
- Auto Glide
いちおうつけてありますが、用途不明….いらないのかも….
- P.Time (Mono ONの時のみ)ポルタメントの量を設定。
MASTER VOLUME / VST Menu
- Master Volume 全体の音量。
- VST Menu VST2バンクデータ・ボイスデータファイルを読んだり書きだしたり。VST3版では仕様が大きく変わったため、VST Menuはありません。
関連サイトなど
謝辞など
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