Roland MT 120

 

音色のエディットは出来ないけど、SC-55と同等の音源と、ステップ録音出来ないけど、ループ録音できるシーケンサーと、基本は専用フォーマットだけどスタンダードMIDI Format0が読み込めるフロッピードライブが付いた結構微妙な立ち位置のMIDI Player。ネットで出てくるのは後継機種のMT-120Sというタイプ（アンプとスピーカーがついてる）が多いみたい。

 

日本語で書かれたコンソール（のシール）をペロンと剥がすと英語で書いてある。カシオトーンみたい。

 

元々の使い道としては音源付キーボード（電子ピアノ）のバックコーラスを演奏させておく機械のようで、設定メニューから呼び出せばリバーブやらコーラスやらディレイやらが妙に細かく設定出来たりする。音色はGS音源なのでなかなか懐かしいいい音。むか～し作ったMIDIファイルなんかもフロッピー経由で読み込んで演奏可能。なつかしー音色が。

 

基本情報・仕様など

• 1991年製
• 28音ポリフォニック　PCM音源方式
• プリセットトーン226種類　リズム9種類
• MIDIファイルなら16トラック再生可能（録音可能なパートは4つ+リズム1つ）。
• Casio RomPack
• MIDI IN OUT AUDIO IN(LR) OUT(LR) PHONE START/STOP
• ACアダプタ

 

SC-55向けに作られたMIDIファイルだと、しっかり演奏してくれる。SC-88向けのMIDIデータだとちょっと重いみたいで厳しいかも….

 

各音色は調整出来ないので、音源の音そのまま。でもなかなかいい音。

 

ステップ録音無し同士で仲良くしやしょうやへっへっへ…

 

パート1は外部音に出来たり、MIDI INでリズムやトーンを鳴らせるので、パッドの発音をカスタマイズしたMS-1でドラム担当とか出来て楽しかったりする。↑表面の質感おんなじ

 

関連リンクなど

• ローランド本家のマニュアルダウンロード。
• SYNTHARKのMT-120解説ページ。
• ローランド製品のリセット方法一覧。工場出荷状態に戻すとき用。
• MT120の音色デモ。フロッピードライブをUSBに変更する「フロッピーエミュレーター」の宣伝ビデオ？