Windows10上のHydrogenをJackで動かしてみる

Windows10にJackを入れてみる

 

楽しくてしょんないドラムサンプラー「Hydrogen」ですが、標準のサウンドドライバだと、レイテンシーが大きくてドコスコやってるとタイミングがずれてしまってちょって残念。そこで、せっかくなのでWindowsでもJack Sound Serverを入れて使うことにしましょう。

あ、書き忘れ。ASIO4ALLを使っている体で。

 

関連リンクなど

 

Jack for Windowsのインストールと設定など

手順はHydrogenのサイトにも書いてありますが….英語。

 

ASIO4ALL対応版Jackをダウンロードする

 

Hydrogen for Windowsをダウンロードすると Jack Installerも付属していますが、ASIO4ALL対応版のJackはもうちょい新しいバージョンだそうなので、Jackは本サイトから別途ダウンロード

  • 普通にダブルクリックしてインストール。その後「Jack Control」を起動して設定。

 

Jackの設定

 

Jack for win の設定その1

 

  • 「Preset Name」は設定後に自分でつけています。
  • 「Server Prefix」には「-S」を付ける。
  • 「Driver」を「portaudio」にすると、「Interface」や「Output Device」でASIO4ALLが選択できるようになるので、選択。
  • 「RealTime」「No Memory Lock」をON。
  • ubuntuのjackなら「Frames/Period」「Sample Rate」「Periods/Buffer」あたりをごにょごにょやって最適な値を探すけど、ASIO4ALLの場合はASIO4ALL側の設定でやるので、ここはそのまま。

 

Jack for win の設定その2

 

  • 一応「Execute script after Shutdown」に「killall jackd」というubuntuの設定を入れておいたり(たぶん不要)。

 

Jack for win の設定その3

 

  • 飛ばしちゃってOK。単に好みで表示フォントを変えたりとか。

 

Jack for win の設定その4

 

  • 一番上の「Start JACK audio server on application startup」をON。
  • 「Confirm application close」「Enable system tray icon」はお好みで。

 

HydrogenのJackを殺す

 

Jack for win の設定その5

 

  • インストールした「Hydrogen」のフォルダ内にある「libjack.dll」をリネームして動かないようにする。これが生きているとエラーが出る。

 

HydrogenでJackを生かす

 

Jack for win の設定その6

 

  • 「Hydrogen」の環境設定でオーディオシステムを「JACK」に変更。

 

以上で完了!
Hydrogenを起動すると、自動的に「Jack Control」とASIO4ALLが立ち上がるようになる。また、Hydrogenを終了すれば、ささっと終わってくれるようになるはず…

 

Jackの本サイトにも書いてあるけど、どうやらJack for Win はちょいちょい起動に失敗するので、そうしたらしょうがないからWindowsを再起動。

どうもWin10は「起動したふりをしてバックグラウンドでいろいろ立ち上げている」みたいなので、Win10起動後すぐにHydrogenを起動したりするとJackが失敗するような気がする。かわいそうなのでちょっと間を置いてから立ち上げるようにしましょう。

 

なお、Windows10 32bit版では上記設定でOK。Windows10 64bit版では「Jack Router」がちゃんと動かないので、「Jack Control」を手動で立ち上げる必要がある(2015/10/28現在:後述)。

 

Jackでこんなことが出来るように

 

Hydrogen と MIDI Chord Helper

 

  • MIDI Chord Helper」等の非ASIOオーディオソフトが一緒に鳴らせる(遅いけど)。

 

Hydrogen と MuseScore

 

  • 「MuseScore」等のJACK対応オーディオソフトを同期出来る(ものっすごいノイズ多いけど)。

 

JackRouterとは

 

ちなみに他のDAWでオーディオ設定画面に「JackRouter」がASIOドライバーとして選択できるようになるけど、どうもJackRouterはASIOとの連携用らしく、JackRouterだけだと音が出ないみたい…

 

ASIO4ALLとJackRouter

 

こんな感じで(画面右下のアイコンに注意)Ableton Live(等の他のDAW)はASIO4ALLで、HydrogenはJack+ASIO4ALLで、動いてくれちゃったりするけど、実は音が出てない。残念!

 

ま今のところ、Hydrogen用ということで。

 

Windows10 64bit版では

 

Win10 64bit版では

 

Jackの本サイトには、32bit版と64bit版のダウンロードが出来るようになっているけど、(書いてある通り)64bit版はWindows7までしか正式対応していないらしい。

 

Windows7の場合は「コマンドプロンプト(管理者として実行)」でJackがインストールされているディレクトリ内の「64bit」ディレクトリに移って、

regsvr32 JackRouter.dll

で上書き設定するんだそうな。→Windows10 64bit版では登録はされるけど、JackRouterがちゃんと動かない。

↑上の画面はそういう訳で、がっかりしながら元に戻している様子。「/u」オプションで解除。

 

しょうがないので、Win10では先に手動で「Jack Control」を動かしておいてから、「Hydrogen」を立ち上げると。起動しちゃえばレスポンスも速いし、全然問題ない!やった!!(カラ元気)


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