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今なお楽しくドカスカ叩いて遊べる初代エレクトライブES-1ですが、やはり古くなってきたためどうしても避けられない「ロータリーエンコーダ絶不調問題」。具体的には、丸いダイヤルをぐるぐる回して設定値を増やしていこうとしているのに、いつの間にか数字が減っていって0になって、そのまま逆に回しても、動かなくなっちゃう。1増やそうとすると20増える。1減らそうとすると20増える。そ~っと1ずつ回して、ようやく7まで増やしたら、0に戻っちゃったり。いらいらいらいらいらいら
しょうがない。お掃除してみます。
MIDI楽器だけじゃなくて、他の電気製品も、2000年ぐらいから「接着されちゃっていてどうにもならない」ものが急激に増えているような気がする。
この頃のMADE IN JAPAN製品は修理前提で作られている?ので、まあ大抵は分解可能になっていて、慎重にやれば私のような素人でも、どうにか分解は可能。何かがどこかにひっかかってしまっていて、くねくね動かしている間にケーブルが切れちゃったりすることもちょいちょいあるので、基本はそーっとゆっくり。
今更メーカー保証も何もないぐらい経年してしまっていると、かえって分解できて修理できる可能性があった方が愛着がわくってもんですな。いかに考えて作られているかも、実際に見て知ることが出来るし…。
そんなこんなで、↑開けたところ。画面右中央が問題のロータリーエンコーダ。実はつい先日、電源ソケットの接触不良を直すためにハンダの盛り直しをしたばかり。また今後も何回か開けそうな予感が….
4か所の爪で基盤に固定されているので、そーっと爪を持ち上げてエンコーダを分解。
無水アルコールをつけた綿棒で、そーっとお掃除。グリスがついているせいもあって、結構汚れているみたい。
台座側のピンもそーっと。曲げちゃわないように….
戻して、爪をそーっと曲げて固定。あとは組み付けて完成!
うまくいったようなので、この喜びをドラムンベースにて表現してみますと、このようになります。
やっぱりサンプラーは楽しいな。