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YAMAHA DX7のエレピボイス最後は自作のデータをご紹介。
と言ってもINIT SOUNDから作ったのはひとつだけで、後の2つは他のピアノボイスをベースに、アルゴリズムやオペレータ、EGの調整をしたもの。
ほぼ同じ設定でもモジュレータの設定値がちょっと違うだけで全然違う音が出たり、モジュレータのアウトプットレベルがほんの少し変わるだけで音質自体が変化して、実質ほぼあてずっぽう。FM音源の音作りが難しいとか、面白くないとか言われるのはそういうのが原因なのかも。
次のモデルのDX7 IIになると、レイヤーでもう1機のFM音源を重ねられるらしいけど、音づくりは余計に大変だったのかも。現在では、実機DX7とDXED VSTiを並列で鳴らせばそんな雰囲気も味わえそう。
例によって、電話の保留中 みたいなボイスサンプル付き。
※音量にご注意ください
DX7のオペレーションマニュアルに載っている音作りチュートリアルで、INIT SOUNDから作ったピアノボイスがベース。
実験の意味もあっていろんな所をちょこちょこ変えて、結局チュートリアルの設定値に近いほうがいい音だったりして、戻したりしているうちにできた音。
※音量にご注意ください
PIANO S だとなんだかさみしいので、コーラスというかもうちょい厚みを出したいと思って試しているうちにこんなんなっちゃった。
※音量にご注意ください
自作ピアノボイスとしてはうまくいったような気がする。
ベースになったボイスデータ(ダウンロードしたどれか)が元々よかったんでしょうけど、低音はエレピっぽく、高音はビブラフォンっぽくて喜んでおります。
サンプルではよく分からないと思いますが、ベロシティに応じた音色変化も結構なかなか。
アナログシンセに比べると、思い通りの音が作りにくい(というよりほぼ狙い通りにいかない)のが逆にいえばFM音源らしい、ということで無理やりまとめに入ろうとしています。
改造のベースにする音色をあえてまったく違うジャンルのボイス(オルガン系とか)にして、数多く試してみると面白い結果になったり。そうなってくるとRAMカセットもあると便利なのかも。