ちょっと前のシンセとフィルムカメラの話とか。SASATAKO.COM


Free VSTi FMシンセ SFM4

Free VSTi FM Synthesizer SFM4

 

バーチャルアナログシンセSas103に続いて、SFM3を機能アップしたフリーFMシンセVSTi SFM4を公開しました。

例によってMac版は、確認する手段がないので動作未確認ですが。いちおうSynthEditから書き出してみまして。

解説 & ボイスサンプル & Downloadページはこちら

 

で、このページは、いかに頑張ったかを自画自賛する記事。

 

全力を投入して開発した最新型ソフトシンセSFM4。その特徴は….

 

  • オペレータ数を4基に減らした
  • その代わり?4基使用時のアルゴリズムはたぶん21種類
  • オシレータのピッチ調整は旧DX7系と同じ(ぐらいのはず)、RatioとFixedから選択
  • Output Level + Mod DepthつまみでFMがより強力に
  • コントロール画面はSFM3の半分サイズとコンパクトに
  • 明日の音楽シーンを担うかっちょいいプリセットボイス31種類付属

 

アルゴリズムについて

オペレータ1を「キャリアのみ」、他のオペレータを「キャリアとモジュレータ選択制」にして、モジュレータとして使うときは、他のオペレータ単体にかけるか、複数に幾つかけるかを選択可能に改良。

おかげで、何だか無駄に?アルゴリズムが増えてしまうことに。

 

YS100は8種類だし、たぶん実際には使えないアルゴリズムもありそう。

 

キャリア4つ

キャリア4つ

 

4基並列でサイン波を鳴らすアルゴリズム。

各オシレータのピッチやエンベローブを変えて、壮大なオルガン系サウンドを貴方のもとに。

MIDIキーボード(安いCasioで可)を弾けば、都会の喧騒に疲れた人々は、思わず立ち止まりじっと聞き入ってしまうに違いありません。

 

キャリア1つ・モジュレータ3つ

キャリア1つ・モジュレータ3つ

 

ご覧のように、垂直に並べて極端にモジュレーションするアルゴリズムと、モジュレータを3つ並列にして極端にモジュレーションするアルゴリズムと、モジュレータを別のモジュレータで極端にモジュレーションした上で、キャリアを極端にモジュレーションするアルゴリズムがございますが、アルゴリズムの違いが、どの程度音色に影響するかは、ワタクシあまりよくわかりません。

全部電動のこぎりみたいな音になっちゃうんですよねー。

 

キャリア2つ・モジュレータ2つ

キャリア2つ・モジュレータ2つ

 

4オペレータのFM音源の場合は、基本的にはこの2C2Mが中心になるのですが、「ひとつのモジュレータが複数のオペレータにモジュレーションをかけられる」などという(余計な?)機能をつけ加えたために、↑図を作っていても何だかよく分からなくなってきちゃって。

 

黒い点線で囲んであるものは、たぶん同じ。

 

全部のOPが同じ機能なら、もっと多いけど、OP前がOP後にモジュレーションをかける事はない仕様なので、このぐらいのはず。ちょいちょい間違ってそうな気もするけど、もういいやこのぐらいで。

 

ま、どっちみち音色は「ぎょーん」に向かってっちゃうしね!

 

キャリア3つ・モジュレータ1つ

キャリア3つ・モジュレータ1つ

 

要は3つのキャリアのうち、どれか1コにかけるか、2コチョイスしてかけるか、3つ並列にかけるかの3通り。

どれを選んでも、ぎゃーんていうんだけどね。

 

オシレータのピッチ設定パーツ

旧SFM3はオシレータのピッチ調整にオクターブ(音階)を使っていましたが、それだとやっぱりFMシンセっぽくないのと、せっかくなので、DX7のような「基準ピッチの倍数」に出来ないかなと思いまして、力技で再現。

 

オシレータピッチ調整用Prefab

 

DX7のように0.5~31に分けて、それぞれのValue(SynthEdit上のVolt)を計算して、1:1の対数表にして、それをコンボボックスで選択させる力技ユニットを作成、組み込み。

 

15以上は主にSE用みたいなので無しにして、0.5から15までと、鍵盤を押したときのCV電圧を引いて音階をなくしたFixed の100Hz、10Hz、1Hzを追加。

 

Fineの単位は、本当は「Courseの前の数値と次の数値の差を100で割ったもの」にしたかったのですが、現時点の知識やスキルでは無理みたいなので、とりあえず普通の0~1ダイアルを設定。このユニット内を素通りして加算される仕組みに。

 

Detuneは「1度音程」のボルト差を15で割って、それを-7~+7でおおざっぱに設定。適当な設定の割には、案外うまくコーラスしてくれるみたいなので、こちらもとりあえずOKという事に。

 

一応試作モデルを作った上で、実際に鳴らしながら、DX7やDexedとユニゾンさせたりしながら微調整したりして。

 

ただ、EGの仕組みも違うので「Say Again」のようなボイスは出来なさそうだし、Output LevelやFeedbackに対する音色の変化具合も実機とはずいぶん違うみたいで、マネしようと思ったらその都度細かくMod Depthを調整しないといけないみたい。まあ…仕方ないところ。


2016-10-02SynthEdit, ソフト関連