SASATAKO ANALOG SYNTHESIZER SAS101

SAS101

SAS101について

Sas101 (Sasatako Analog Synthesizer) は Jeff McClintock さんのSynthEditで制作した、バーチャル・アナログ・だいぶ機能増えてきた・シンセサイザーです。

Free VSTi 。ざっくり作ったパッチバンク付き 。
SynthEdit製で、Windows版のみです。
あまり期待せず、でもご自由にお使いくださるとうれしいです。

[NEW] Last Update : 2014/02/25
もうちょいエグい音が出るように、Resonanceの値範囲を少し大きくしました。
MIDI Control 設定を更新しました。M-Audio OzoneとRoland PCR-300で動作チェック済(要コントローラ側の設定)。
Demo Movie Vol.2を公開。 >>YouTube
プリセットサウンドを追加。 >>Preset Sound Sample

仕様

Free Download (Zip) | Preset Bank(Zip)

操作画面

VCO (Osc1) | VCO (Osc2) | Sub Osc

Osc1 Osc2

Waveform : サイン/ノコギリ波/三角波/矩形波/逆ノコギリ から波形を選びます。

Tune : 音程を指定します。

Input Value
※ 数値をクリックすると直接入力出来ます。(e.g. 1.0025とか)

Level : Osc1の出力レベルです。

ADSR : Osc1の音色変化 (Pitch) をAttack/Decay/Sustain/Releaseで指定します。
音量変化 (Amp) はVCAのEGで設定してください。
SustainはLevel (強さ) 、他のはTime (変化速度) の指定です。

EG Depth : EGの指定をどのぐらい反映させるかの深さ指定です。

Pulse Width : パルス波の時のみ (Pulse Only) の指定。パルス幅を変えます。

※オクターブの変化は Tuneの値を -3 ... 3 ぐらいで数値指定してください。
あまり高かったり低かったりすると、犬や猫がそわそわするかも...。

Osc2 : Waveform,Tune,Level,ADSR,EG Depth,Pulse Width はOsc1と同じです。
Osc1 : Osc2 = 1 : 1.0022 ぐらいにほんのちょっとずらすと、カッコよくコーラスがかかるような気がします。
2 : -0.99とか、1オクターブ以上離したりしても、楽しいかもしれません。

Sub Osc : Onにすると、Oscと同期して動きます。

Waveform : SubOscの波形を選びます。

Tune : SubOscの音域を設定します。

SubOsc Level : SubOscのOutput Levelです。0だとOffと同じ。

Pitch ADSRのコツ?:
レーザー音とかUFOの飛行音とかの時以外に、DとEG Depthを1/3ぐらいいじると、音にアクセントが付く場合があります。
ベースなどでアタックがいまいち弱い時に、これでちょっと強調できるみたいです。 忘れないように書いておこう...。

VCF (Moog Filter)

VCF

SynthEditのMoog Filterモジュールを使っています。

Cut off : カットオフのツマミ。MIDI CC No.74にしてあるので、外部MIDIコントローラでぐりぐり回せます。

Resonance : レゾナンスのツマミ。こちらもMIDI CC No.71にしてあるので、外MIDIコンでぐりぐり。

Depth : Filterのかかり具合を調整します。いまいち音変化が少ない時に調節してみると、いい感じになるかもしれません。
(MIDI CC No.81)

ADSR : Filter PitchのEGです。Aを高く (6以上ぐらい?) すると、みょわ~んってなります。みょわ~んって。

※Sine波の場合は、あんまり効かないみたいです。
※Rは、VCAのRも大きめに設定されていると、いい具合になる?ようです。

LFO1 LFO2

LFO

Shape : LFOの波形を選びます。

Destination : LFOのかかり先を指定します。
Osc1 Pitch / Osc2 Pitch .... 音程の変化 (ビブラート)。UFOの音とか、シンセドラムとか。
VCA Amp ..... 音量の変化 (トレモロ)。エレピとか。クラリネットもいいな。
Osc1 PW / Osc2 PW ... Pulse width modulation をしたい時用。
VCF Cutoff ... 音色変化 (ワウワウ) とか、全体で音の明るさをゆ~ったり変化させるときに。

Rate : LFOのレート (スピード) 調整。数値が大きいと、速くなります。

Depth : LFOの深さ (大きさ) 調整。大きいと、大きく変化します。

Deray : LFOがかかりはじめるタイミングの調整。大きくすると、発音後LFOがかかりはじめるまで時間が空きます。
6 ... 7 ぐらいだと、カラオケのうまい人みたいになります。

Sync : Tempoに合わせて、LFOが動きます。

Div. : Sync時のLFOスピード。

 

VCA

VCA

音量の変化 (Ampエンベローブ) を設定します。

↑この初期設定値だと、キーを押すとすぐ最大・キーを離すと音無し (ブザー状態) です。
Attack:鍵盤On!で音が鳴り始める時間 (MIDI CC No.73)
Decay:最大音量から次のサステインレベル到達までにかかる時間 数字が低い=すぐにそーなる という意味です
Sustain:鍵盤を押している間に鳴る音量レベル
Release:鍵盤を離した後で音量0に戻るまでの時間 (MIDI CC No.72)
SustainはLevel (強さ) 、他のはTime (変化速度) の指定です。

うまいこと調整してみてください。

Mixer | Scope | LFO3 (X-Mix)

Mix

Mixer : Osc1とOsc2の音量バランスです。↑だとOsc1の音だけが聞こえます。音が出ないときは、確認してみて下さい。
(MIDI CC No.75)

(Scope) : Osc1Osc2の波形と出力レベルが表示されます。名前どおりの波形が、なんだか楽しい。

LFO3 : LFO1,LFO2の補助用?LFO。
波形をSine / Saw / Triangle / Pulse / Ramp から選びます。
LFOをかける先は、Destnaviton で X-Mix, VCA Amp, VCF Cutoff, SubOsc PWから選択します。
X-Mix ..... Mixの切り替え用で使う場合。
VCA Amp,VCF Cutoff..... LFO1、LFO2を両方ともPulse With Modulationに使っちゃってる時とか。
SubOsc PW ...... SubOscで、もう1発PWMしちゃったり。
Rate,Depth,Deray,Sync,Div. はLFO1、2と同じです。

※X-Mixとは?

LFOを利用して、MixerのOsc1、Osc2の音量バランスを自動的に変える小細工。
LFOと同じく、Rate で切り替えスピード、Depth で切り替えの大きさを調整します。
基本的にはMixerの設定値がベースになります。Mixerを0(中央)にセットしておいて、Osc1とOsc2でそれぞれ違う音色をつくり、設定したRateとDepth、Derayで切り替わる.....という使い方になります(Sync Onの時は、BPMに合わせてDiv.のタイミングで)。
高速で切り変えると、濁った音になります。だめじゃんそれじゃ。
ほとんど同じ設定のOsc1とOsc2を混ぜると、いいかもしれません。
Osc1 Level =10, Osc2 Level = 0, Mixer = -5 で使用すると、Osc1が途切れながら鳴ります。
「もしも細川たかしがパトカーだったら」に最適です。...思いついて付けた機能なので、役にたたないかもしれません。
プリセットにMixを使った音色も入れてあります。(Pulse Mix, Saw Mix etc.)どうでしょうか....。

 

MIDI Ch. | Mono | Retrigger | Glide | Velocity | Mod Wheel | RH-Booster (RH-Module) | Chorus

Osc1

MIDI Ch. : MIDIチャンネルを指定します。

Mono : OnだとMono mode (単音) 、OffだとPoly mode (最大同時16音) です。

Retrigger : (Mono Only) Mono modeのとき、鍵盤を押すたびにEGがかかり直します。

Glide : ( Mono Only) Portamentのスピードを指定します。 MIDI CC No.65

Velocity : On だと、鍵盤をたたいた強さで音量が変わります。Offの場合は一定の音量です。

Mod Wheel : KeyboardのMod Wheel でコントロールするパラメーターを指定します。

Boost : Rob Herderさんの RH-Boosterモジュール設定をします。OnだとBooster On。

Mode : 0dBと-6dBがあります。お好みで。

Level : Boosterのかかり具合を調整します。

Chorus : Onにすると、ほんの少しだけコーラスがかかります。
Chorusユニットの構造を作り直したら、少~し良くなりました。
でもまだ、 Offにしておいて、DAWのコーラスで調整した方が良いみたい.....

 

Patch Menu

Osc1

左側 :現在のパッチ名。クリックすれば、パッチ名を変えられます。
オリジナルパッチを保存するときなど、お好みのパッチ名を付けてください。

右側 : 現在ロードされているバンクのPulldown Menuです。
< または > ボタンで、プリセットを切り替えられます。
プリセット名の部分はPullDown Menuです。
Bank InstのLoad / Save は、VSTプラグインの管理画面でお願いします。

 

プリセットサウンドサンプル

※音量にご注意ください。(Please be careful of volume. )

MIDI Control Map

つまみやスイッチに下記のようなMIDI CC No. を設定してあります。

Filter Cutoff : 74 | Filter Res : 71 | Filter Depth : 81
Filter Attack : 14 | Filter Decay : 15 | Filter Sustain : 16 | Filter Release : 17
Amp Attack : 73 | Amp Decay : 75 | Amp Sustain : 19 | Amp Release : 72
Mix Balance : 80 | Glide Control : 84

例えば Roland PCR-300用のControl Mapはこんな感じです。(解凍後 PCR Editorで転送して下さい。)

謝辞・その他

Special Thanks to:

Jeff McClintock (SynthEdit), Rob Herder (RH-Booster) ,Steinberg Media Technologies GmbH (VST)

SynthEdit RH-modules VST

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